算命学のこと
About Sanmei-gaku
私たちの人生は、全てがうまくいくとは限りません。
人は多かれ少なかれ、
ひとつひとつを紐解いて自分の人生をみつめる時間を与えられています。
そして、それは容易くない分、苦しみが伴うことも事実です。
ですが、私たちに必要のない苦しみというのは存在しません。
算命学には、世界のありとあらゆる事象を「陰」と「陽」に分類する思想「陰陽論」の中に「一極二元論(いっきょくにげんろん)」という考え方があります。
太陽があれば月があり、夏があれば冬もあり、男もいれば女もいます。
この世には両方とも必要不可欠なもの。
対となる二つのものが互いにバランスを取りながら、世界が変化する。
それが自然界の法則です。
そしてそれは算命学の理論でもあります。
苦しみを闇(陰)とするならば、必ず光(陽)があるということ。
星は輝いてこそ。
まずは、私たちが生まれながらに持つ「星」の宿命を受け入れて、
自分の性質を知ることからスタートしましょう。
算命学では、生年月日から算命学で導き出す暦『命式(めいしき)』を用いて、この世のあらゆる事象を[木][火][土][金][水]の5元素に当てはめた五行思想と、天地・陰陽の考えとを組み合わせながら鑑定して参ります。
私たち人は、天と地の間の自然界に生かされています。
ですから、自然をよく観察して自然の法則に従って生きたほうが
私たちにとってはよりストレスのない生活を送ることが出来るのです。
言い換えれば「人生は自然と一致させることが幸福の鍵となる」のです。
「雨ニモマケズ」で知られる宮沢賢治の多くの作品には、人と自然の関係に対して丁寧に語っています。美しく、時には厳しい自然界と人々の繊細な感情がとても印象的に表現されています。
私たちは賢治の世界観のように、自然と共存し共感していくことが必要だと感じます。賢治は、生涯を通して『農民的精神』を切望していたそうですが、算命学では農民は常に自然と共に生活しているため霊格が高いと言われています。
霊格が高いとは、魂が輝き清く澄んだ透明感のある精神です。
このように自らが持つ宿命には自然の法則との繋がり合いで構成され、私たちの人生に様々な形で反映されていきます。
算命学の理論=自然の法則に基づいて、
光と闇の部分を知ることにより人生の視野を広げてみませんか?
参考図書
・東洋の予知学 / 高尾義政著
・算命学 / 野島和信著